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【緊急支援】能登半島地震支援

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今日もご覧頂き、ありがとうございます。

一般社団法人ハーティン
ご支援に感謝いたします。能登半島地震の支援に役立てます。

【緊急支援】能登半島地震支援

【ハーティン主催の緊急支援プロジェクトです】
 ・このプロジェクトの寄付先はハーティンが決定し、時勢にあわせて適宜変更致します。
 ・領収書等は、クレジットカード会社発行の領収書のみになります。
 ・寄付金は、プロジェクト終了の翌月か12月中旬のいずれか早い方に活動団体へ寄付致します。

※実績
第一弾:トルコ・シリア地震の緊急支援 ~2023.12.31(寄付総額 クリック分 円)
    https://aarjapan.gr.jp/news/8692/
第二弾:能登半島地震の緊急支援 2024.1.1~継続中
    https://aarjapan.gr.jp/news/12732/
いずれも寄付先は 特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan)

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クリック募金プラットフォーム「HEARTiN(ハーティン)」が、この緊急支援プロジェクトに最適な団体を選出し、寄付します。

活動報告

志賀町の仮設住宅で避難生活をサポート

2024/05/14 15:09

(写真)AARがお届けした生活家電の一部

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県志賀町では、住宅が全壊または大規模半壊した被災者の応急仮設住宅への入居が進んでいます。AARは石川県や志賀町と連携し、入居世帯への生活家電の配布などの支援に取り組んでいます。

志賀町内には194世帯分の仮設住宅が建設され、4月に入居が始まりました。入居者には県からテレビ、洗濯機、冷蔵庫が一律支給されますが、AARの支援は入居説明会の際に用意したリストからほしい家電を選んでもらい、後日配送するシステムです。

AARが調達した家電は順次届いており、「とぎ第1団地」から「第3団地」の約80世帯に聞き取り調査したところ、お届けした製品は不具合なく活用されており、「とても助かっているよ」とおおむね好評でした。

被災地では復興に向けた懸命の努力が続く一方、個々人ではどうすることもできない課題が山積しています。AARは被災者の皆さんのニーズを丁寧に聞き取り、ひとり一人に寄り添う支援を続けています。

▼レポートはこちら
https://aarjapan.gr.jp/report/14756/

障がい者の皆さんの「働く場所」を守ります:能登半島地震

2024/05/02 11:55

(写真:「ゆうの丘」が管理する原木シイタケの栽培地)

AAR Japan[難民を助ける会]は、能登半島地震で被災した石川県内の障がい福祉施設への支援を続けています。発生直後に食料や水、簡易トイレなどの支援物資を届けただけでなく、4カ月経った現在は、施設利用者の皆さんが働く作業所が再開されるように、資機材の提供や施設修繕などの支援を行っています。

「地震の後すぐにAARから支援が届くという連絡がありました。本当にうれしくて、やったぞ!と叫びそうになりましたよ」。そう話すのは、石川県七尾市の障がい福祉サービス事業所「ゆうの丘」の本田雄志理事長(80歳)。近隣地域で暮らす10代から70代の知的・精神障がい者約30人が働く作業所です。

断水が続き、施設の運営再開はすぐには難しいと考えていたものの、利用者の精神状態が日々悪化していたため急きょ10日に活動再開しました。「利用者を一軒一軒訪ねると、『早く仲間に会いたい』『仕事がしたい』と不安そうでした。ひとり暮らしの女性からは毎日のように『怖い怖い』と電話がかかっていました」。けれども、運営が再開され、仲間と一緒に仕事をするうちに、皆が笑顔を取り戻していったと言います。

ゆうの丘では、自動車部品や菓子箱の組み立て、アルミ缶のプレス作業、クッキーなどの菓子や乾燥シイタケの製造が大きな収入源でしたが、地震で作業場の建物や機材が壊れ、一部の作業ができなくなっています。AARは菓子の生地を練るミキサーを提供したほか、地面が浮き上がってしまったプレス作業場の補修、倒壊したシイタケ乾燥小屋の再建を進めています。いつも乾燥シイタケの作業を楽しみにしているという男性は、「しいたけ作りの再開が楽しみ」と笑顔を見せてくれました。

AARは今後も障がい福祉施設への支援を通じて、被災地で暮らす障がい者の皆さんを支えてまいります。

外国人被災者への支援を継続:能登半島地震

2024/04/17 10:26

(写真)食べなれたタイ米を受け取るラオス人とベトナム人の実習生=富山県氷見市で2024年3月

能登半島地震では石川県内で暮らす多くの在留外国人も被災しました。言語の問題から避難情報や行政の支援情報へのアクセスが難しいことも多く、外国人被災者は不安を抱えながら避難生活を送っています。AAR Japan[難民を助ける会]は、支援から取り残されがちな外国人居住者への支援を継続して行っています。

石川県内在住の外国人向けに海外人材支援サービスを提供するNPO法人YOU-I(石川県野々市市)は、震災以降、被災した外国人居住者への物資提供や通訳支援を行っています。AARは震災直後からYOU-Iと連携して、外国人技能実習生に食料や衛生用品、灯油の提供などの支援を行ってきました。

在東京タイ王国大使館(東京都品川区)から提供されたタイ米と水の配付を手伝ってほしいと、YOU-Iから依頼を受け、AARはラムニさんのように工場で働くタイ人やラオス人、ベトナム人の技能実習生に届けました。タイ米を受け取った皆さんは、「いつも食べていたので、本当にうれしい」と笑顔を見せ、「私たちのことを気にかけ、支援してくれてありがとう」と、何度も頭を下げてくれました。

自宅での避難生活を続ける外国人居住者も、不自由な生活を強いられています。タイ出身のアナン・アマさんは、震災直後に日本国籍の奥さんと近所の小学校へ避難しましたが、集団生活のストレスから2週間ほどで在宅避難に切り替えました。他人と一緒に裸でお風呂に入るという日本の文化に慣れず、最初は自衛隊風呂に戸惑ったと言います。AARはアナンさんの自宅を訪問してタイ米を手渡し、アナンさんは「まさか自宅まで来てもらえると思わなかったので、とてもありがたい」と話しました。

傾聴で「心」の支援:能登半島地震

2024/03/26 15:21

(写真)震災後の思いをAARスタッフに吐露する「ともえ」の花田仁美さん(左)=石川県七尾市

能登半島地震によって石川県内の多くの障がい福祉施設が、建物の損壊や断水など、ライフラインに関わる甚大な被害を受けました。AAR Japan[難民を助ける会]は、施設の管理者や職員の方々の不安や悩みに真摯に耳を傾ける「傾聴」の活動を行いながら、必要とされる支援を届けています。

石川県七尾市で障がい者福祉事業を行う共同生活援助事業所「ともえ」は、地震により施設の一部が損壊するなど大きな被害を受けました。断水が2カ月以上続き、職員の皆さんは近くを流れる川から汲んだ水をバケツリレーで施設に運び、生活用水として使用していました。障がいのある利用者さんが使う施設のトイレに水が通じるようになったのは2月中旬だったといいます。

「利用者と施設をどうするかが最優先でした。自分の家のことは後回しで、3月に入ってようやく自宅の片付けを始められました」と、ともえの代表の花田仁美さんは話します。自らも地震の被災者でありながら、利用者の方々の震災後のサポートに追われる中で、施設の職員の方々には肉体的な疲労に加えて、精神的にも大きな負担がありました。「毎日やることが多すぎて、疲れて頭も働かない。何をどうやっていけばいいかが分からなかった」と花田さんは話します。

AARは被災状況や支援のニーズを伺うためにともえを訪問し、花田さんや職員の皆さんからお話を聞きました。損壊部分を覆うブルーシートが垂れ下がる部屋で、1時間ほどお話を聞いたあと、花田さんは「あー、なんか、すごいすっきりしました! 話を聞いてもらえるだけでも、ほんとに楽になりました」と、安堵の表情を浮かべ、「AARの皆さんがどうすればいいのかを一緒に考えてくれることが、本当にありがたいです」と話しました。

ともえは、避難所生活を余儀なくされている障がい者を受け入れたり、今後の災害時・緊急時に避難場所として利用したりする施設の整備を計画しており、AARはそのサポートを検討しています。AARは、被災した方々の心を軽くする傾聴の活動を続けながら、被災地で必要とされている支援を続けてまいります。引き続き、AARの能登半島地震被災者支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。

災害時の「見えない障がい」への理解が課題に:能登半島地震

2024/03/22 09:57

復興に向けた取り組みが続く能登半島地震の被災地で、AAR Japan[難民を助ける会]は被災した障がい福祉施設、障がい者世帯への支援に力を入れています。その中で見えてきた問題のひとつが、外見的に気付きやすい身体障がいと比べて、発達障がいや精神障がいなど一見して「見えない障がい」がある被災者の悩みです。これは能登に限らず、大規模災害が起きる度に起きる課題でもあります。被災地の切実な声を紹介します。

「多くの被災者が集まる避難所で、精神障がいのある利用者のことを理解してもらうのは非常に難しい現実がありました」。障がい者や不登校・引きこもりなどの問題を抱えた人たちを支援する一般社団法人「ともえ」(石川県七尾市)管理者の松下順子さんは大きなため息をつきました。「避難所で2カ月間、一般の被災者の皆さんとずっと一緒にいると、ささいなことがトラブルになって、『頭がおかしいやつらや』などと言われてしまって」。

一見しただけでは気付きにくく、周囲から理解されにくいのが、発達障がいや精神障がいです。環境が変わることでパニック状態になり、大声を出すなどのケースもあるため、災害発生時には避難所での集団生活に適応するのが難しく、しばしばトラブルとなることもあります。

避難所でトラブルが発覚した後、松下さんたちはしばらく様子を見ていましたが、2人いた利用者のうちひとりは別の福祉施設のショートステイを利用することなり、もうひとりは別の避難所に移らざるを得ませんでした。「理想的には障がいの有無にかかわらず、一緒に過ごせればいいのですが……実際は難しいですね」。災害時に障がい者が安心して避難生活を送れる「福祉避難所」などの場所づくりの重要性を再認識したといいます。

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